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ルイ=シャルル(1785年3月27日~1795年6月8日(満10歳没) |
フランス革命といえば学生時代に教科書で学んだ人が多いと思います。
ただし、教科書で主に記載されているのはルイ16世やマリー・アントワネットが中心。
教科書ではルイ17世についてはほとんど触れておらず・・・というよりも、教科書では載せられない地獄の経験をしてますね。(´・_・`)
5歳でフランス革命の渦中に巻き込まれ、6歳の頃、民衆によってタンプル塔に監禁されてしまいます。
8歳になり2ヵ月後に高熱と脇腹の痛みが出るものの、すぐに診療の許可は下りず体調を崩したままの生活が続く。
更に2ヵ月後、家族と引き離されての生活を送り、教育係の下で暮らすようになるのですが、ここからが本当の地獄の始まり。
教育係には王室の家族を否定し冒涜する言葉、わいせつな言葉を教えられ、子供ながら強制的にお酒を飲まされては脅され、暴力による虐待も日常茶飯事。
番兵たちも虐待を見るのを嫌がったという記録が残ってますね。
後にタンプル塔から家族の食堂であった部屋に移されるのですが、トイレや光がほとんど入らない部屋に押し込まれてしまい、不潔な状況下で罵倒されつつベットで一日中横になる生活。
このときルイ17世は8歳にして、ビタミンD欠乏や代謝異常により生じる骨の石灰化障害で歩けなくなってしまったんですね。
9歳になり、半年後に監禁生活は幕を閉じるのですが、もはや手遅れの状態で10歳を迎え、1795年6月8日に亡くなってしまいます。
8、9歳が経験をするようなことではないですね・・・。
家族とも会えず、地獄のような日々だったでしょう。
顔文字を使わないとあまりの悲惨な記事になります(´;д;`)
その中でルイ17世が母親思いのエピソードがあり、独房に墨で「ママ、あのね…」という書きかけの言葉と花の絵が残されたことや、散歩に出た際に見つけた花を摘み取り、花好きの母のためにと、既に母親が居ないことを知らぬルイ17世が、母の部屋の前にそっと置いたというエピソードがあります。
(´;ω;`)ブワッ
ルイ17世のことを知れば、自分の辛いことなんて・・・と、立ち上がれる人がいるかもしれません。
自分もその内の一人だったりします。(ง •̀_•́)ง
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